朝の七尾線に乗って金沢、そして敦賀へ。今日の目的地は「もんじゅ」。
「もんじゅ」の問題点は大きくは二つ。
一つは高速増殖炉の是非。本当にエネルギーの効率的利用が出来るの?さはさりながら最終的な処理はどうするの?
もう一つはナトリウム使用技術はどうなっているの?必要なの?
多くの時間とお金をかけながらも現時点では多くの批判の的になっている「もんじゅ」。専門家的な視点からだけではなく、納税者からお預かりしている税金を使わせていただいているという観点が必要なのは言うまでもありません。研究者の皆さんと一般の方の時間軸が違うということも指摘させていただきました。
もちろん、「もんじゅ」一つを取り上げて「無駄だ!」という指摘は適当だとは思えません。研究者の彼らも、国策に乗っ取って最善の努力を務めてきたと考える方が健全です。
ただし、その国策そのものが適当性を得たものであるかどうか、その点で3・11を経て感情的には研究者を中心とした働いている方々に対しての批判は適当ではないと考えます。批判されるべきはその人ではなく、政策です。
だからこそ、私たちは原子力大綱の見直しへ向け、政策提言を行っていく必要があるとの思いで活動をしています。原子力政策で比較関心の低かったバックエンド問題全体からの議論が必要です。この時の結果として批判されるのは政治家であることは間違いありません。
匂い、雰囲気、表情、景色や街並み。施設そのもの以外も非常に重要な情報です。もはや目を背けることが出来ない問題に、逃げずに取り組んでいかなくてはいけません。

夕暮れ時から七尾市内訪問。「田舎の愉しみ方」を教えていただきました。
七尾市内でふれあいトーク&懇親会。
田舎最高です!

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